せっかく頑張って痩せたとしても、太ったときと同じ生活習慣に戻せば残念ですがいとも簡単にリバウンドしてしまいます。
テレビの企画で痩せた芸能人などを見ているとほとんどが元通りになってますよね。
今回はダイエットの『リバウンド』と言われる現象とは何なのか?
対策はどうするべきなのか、一緒に考えていきましょう!
ダイエットをやめればあっという間にリバウンドするのは当然
“ダイエット”と“リバウンド”とはどういう現象なのか?
ダイエットとは
我々の体は、食事から摂取するカロリーが消費するエネルギー(カロリー)を下回ると足りないエネルギーを補うために体に溜まった脂肪をエネルギーとして消費します。
つまりダイエットとは、脂肪が満足のいくレベルに減少するまで『消費カロリー>摂取カロリー』の状態を継続することを言います。
リバウンドとは
ダイエット状態とは逆に『摂取カロリー>消費カロリー』の状態にすると、余ったエネルギー(カロリー)を脂肪として蓄えます。
この現象はダイエット後に限ったことではありませんが、ダイエットした人が再びこの状態に戻して太ることを『リバウンド』と言います。
ダイエットにより体の仕組みが変わるわけではない
ダイエットに成功して痩せたからといって、もう永遠に太らない体に変化したわけではありません。
ダイエットのために行っていた食事制限や運動をやめてしまえば再び太ります。
太っていた人はオーバーカロリーの食事が習慣だったでしょうから、その時の食事に戻せば当然あっという間に元通りです。
- 消費カロリー>摂取カロリー … ダイエット
- 摂取カロリー>消費カロリー … リバウンド
ただこれだけの話なのです。
筋肉をつけて基礎代謝を上げればリバウンドしないのか?
筋肉がつけば基礎代謝はたしかに上がりますが、筋肉がついたところで太ったときと同じ食事内容に戻せば間違いなく太ります。
筋肉がついたことにより上がる基礎代謝はその程度です。
筋肉がついたからって、何を食いまくっても太らない体になるわけではありません。
これはボディビルダーの方々を見ていただければわかります。
ボディービルダーほどの筋肉量でも増量中はしっかり脂肪もつきます。
彼らでも脂肪がつくのに、一般の人が筋トレして多少筋肉がついた程度で何を食べても太らない…なんて無理なのです。
ダイエットのリバウンド対策
リバウンド対策 No.1:ダイエットをやめない
一番はこれですね。やめなければリバウンドをすることは永遠にありません。
運動を取り入れてるならそれは継続しましょう。
食事は満足するレベルまで脂肪が落ちたら摂取カロリーを増やして『摂取カロリー=消費カロリー』の状態をキープできるように調整しましょう(完全には無理でもこのイメージで、体型を見ながら微調整してください)
具体的に計算したい人は以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】
リバウンド対策 No.2:たまに食べたいものを食べて別の日に調整する
『消費カロリー>摂取カロリー』はなにも1日だけでなく、1週間や1ヶ月あるいは1年単位で考えても有効です。
1週間の合計摂取カロリーが1週間の合計消費カロリーを下回れば1週間前より痩せます。
1年間の合計摂取カロリーが1年間の合計消費カロリーを下回れば1年前より痩せます。
体脂肪を1kg燃やすのに必要なエネルギーは7,200kcalです。
なので1年間の合計摂取カロリーが合計消費カロリーより7,200kcal下回れば体脂肪が1kg減ります。
たまに食べ過ぎたとしても、他の日に調整すれば長期の目線で考えると体型をキープできるというわけです。
リバウンド対策 No.3:筋トレの増量期としてリバウンドを受け入れる
これは筆者が実際に行っている方法です。
僕は1年を『太る時期』と『痩せる時期』の2つに分けています。
期間は大体
- 太る時期…7ヶ月、8ヶ月
- 痩せる時期…4ヶ月、5ヶ月
こんな感じです。
太る時期は何も気にせず食べまくります。ジャンクフードやスナック菓子などお構いなしです!
僕には一生摂生して生きるなんて無理w
そこで太る時期に大義名分を与えてくれるのが筋トレの『増量期』という考え方です。
なぜ筋トレに増量期が必要なのか?
筋肉を効率的につけるにはオーバーカロリーの状態が有効です。
オーバーカロリーにして脂肪も筋肉もつけ、減量によりなるべく脂肪のみを減らすというのが主流です。
コンテストに出場しているような方々は増量期もムダに食べまくるのではなくしっかり計算してなるべく脂肪を乗せずに体重を増やしていきます。
しかし僕の場合はただ好きなものを食べたいだけなので全然気にしませんw
リバウンド上等です!また痩せれば良いだけです。
“ダイエット”も“リバウンド”も“食の楽しみ”も全て大事
以上、ダイエットとリバウンドの仕組みと対策についてでした。
リバウンドって憎いかもしれませんが大切な機能ですよ。
今でこそ飽食の時代ですが、食料が満足に確保できない時代はこの機能のおかげで我々の祖先は生き延びてこれたのです。
そして“食の楽しみ”もまた人生にはとても大事です。
できれば何も気にせず美味しいものを堪能したいですよね。
ダイエットのことを気にして罪悪感を感じながら食べると美味しさも半減です。
今回書いた仕組みさえわかっていれば怖いものはありません。
ぜひ “ダイエット” “リバウンド” “食” とうまく付き合っていく方法を検討し、自分に合った方法を取り入れてみてください。
それではまた次回、トモでした!
【結果が出ない人に読んでほしい記事】