今から20年くらい前、腹に巻いて電気でピクピクさせると腹筋を鍛えることができる(といわれる)器具が流行りました。
たしかテレビショッピングが火付け役だったかな。
当時 親がホームセンターでパチ物を買ってきたので、僕もそれを腹に巻いてピクピクさせながら漫画読んでたの覚えてますw
しばらくしてピクピクブームは過ぎ去り、倒れるだけで腹筋を鍛えることができる(といわれている)グッズを筆頭に様々な腹筋グッズが流行り、現在はまたピクピクブームが再来しています(歴史は繰り返す)
腹筋のみならず、体幹トレーニングブームでバランスボールが売れたり、乗馬マシンが流行ったり、何とか隊長のDVDが社会現象になったり…と毎年毎年 様々なグッズがブームになっては消えていく。
考えてみるとこれっておかしいですよね。
一番はじめに流行ったグッズで効果が出てるなら、それ以降の商品は必要ないはずです。
みんなその商品を使い続けているはず。
だって大胸筋を鍛えたい人はベンチプレスをするというルールはもう何十年も廃れることなくずっと続いていますよ?
流行り(ブーム)の筋トレグッズがすぐ廃れるのはなぜ?
ベンチプレスが廃れないのはなぜ?
なぜベンチプレスは廃れないのでしょうか?
1965年ボディビルの世界一を決めるミスターオリンピア初代王者『ラリー・スコット』
1970年〜ミスターオリンピア6連覇、計7回優勝している皆さんおなじみ『アーノルド・シュワルツェネッガー』
そして最新の2018年 王者『ショーン・ローデン』
彼らはみんなベンチプレスをしています。
彼らボディメイクのプロにかぎらず、軍人からスポーツ選手、しょぼい僕も含めてみんなベンチプレスをして大胸筋を鍛えている。
おそらく日本国内だと一時的にテレビショッピングなどで流行った筋トレグッズをしている人口は、ベンチプレスをしている人口より多いはず。
それなのにそのグッズは廃れていく中、ベンチプレスは廃れない…不思議ですね、なぜなのでしょう?
ベンチプレスで得をしてるのは誰?
ベンチプレスをすると大胸筋が発達します。
大胸筋を発達させたくてしているわけですから、ベンチプレスで得しているのはもちろん自分自身となります。
では、廃れていった流行りの筋トレグッズで得しているのは一体誰なんでしょう?
もちろん成果が出てるなら自分自身のはずですが…。
基本は裏切らない
もっともポピュラーなウエイトトレーニングであるベンチプレスを例にあげましたが、バーベルスクワットもデッドリフトも今後廃れることは絶対にありません。
なぜなら『筋肉をつけるには負荷を更新しなければならない』この根本原理に基づいているトレーニングだからです。
各種ウエイトトレーニングが廃れるときは、人体の仕組みが変わるときしかありえません。
例えば『軽ければ軽い負荷ほど筋肉が発達する』という人体のルール変更があったら、みんな綿でダンベルやバーベルを作るでしょうw
今のところ何万年も前から人体の仕組みは変わっていませんので、この根本的なルールに基づいて筋トレを選択するのが合理的な判断です。
ということですぐに廃れるモノはこのルールに基づいていない可能性があります。
人体側のルールは変わりませんので、そもそもが間違っているのかもしれません。
何かに手を出す前に、一度冷静になって根本的なことは何なのかを考えると良いかもしれません。
まぁ、あくまで個人の感想ということでw
それではまた次回、トモでした!
追伸
筋トレグッズに限らず筋トレ方法に関しても人体側のルールを把握することはとても大切です。
『うさぎ跳び』なんてものを日本の部活では平然とやらせてたわけですが、たいして鍛えられないうえに関節を痛めてしまうだけだったというのが今では明らかになってます。
つまり当時の部活生達は、ただの拷問を強いられていたということになります。
骨格など個人差がありますので、人がしている種目でも構造的に自分には痛みがでたりする場合は無理にその種目をする必要はありません(フォームの改善などで解消できる場合は別ですけどね)
僕は頭の後ろにバーがくる種目は一切しません(バックプレスや、ラットプルダウンのバーを頭の後ろに引くなど)
根性で筋肉はつきません。あくまで科学でありルールがあります。
それでは!
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