「ダイエットをしているのに体重が減らない…自分は痩せない体質なんだ…。」
このように悲観している方って多いと思います。
気持ちはよくわかります。僕も5年ほど毎年ダイエットに挑戦しては挫折を繰り返してきました。
しかし今思えば、それは正しくできていなかっただけ。
いろいろなノウハウばかり頭に詰め込んで本当に大事なことが疎かになってました。
体質だと諦めていた僕でも正しい知識をもとにダイエットに成功することができました。
記事:筋トレダイエット5ヶ月間の変化を最終結果報告【平成〜令和】 - 運動経験ゼロから目指す細マッチョ
体質は誤差です。
太れたなら必ず痩せることができます。なぜならそれは人間の生理的な現象だから。
食べたら排泄するのと同じくらい自然な生理現象です。
現代はダイエットが商業と結びついてあまりに複雑化してしまっている。
しかし本質はいたってシンプル!
今回はダイエットに成功した僕の経験から、過去記事に書いたことも含めてあなたを悩ます ちまたで話題の『ダイエット都市伝説』をまとめてぶった斬っていきます。
それじゃ痩せない!ダイエットの都市伝説をぶった斬る
ダイエットに食事の回数は重要なのか?
朝食を抜いたら太るは嘘
よく言いますよねこれ。結論から言うと「太るわけ無いでしょ!」
だって朝食分のカロリーが丸々0kcalになるわけですよ!?
どうやって太るっていうんですか。
朝食を抜いて太る人は、他で食べすぎている!
ただこれだけです。
「朝食を抜いたら太る」の根拠に名古屋大学の実験をエビデンスとするケースがありますがそれに関して後日反論記事を書きます。
朝食を抜くことを推奨しているわけではありません。
三食しっかり摂ったうえで、1日の摂取カロリーを消費カロリー以下にすることをオススメします。
あくまで都市伝説を斬るためにこのような説明をさせてもらってます。
一日2食はお相撲さんと同じだから太る…は嘘
大嘘です。
力士は場所中かオフかで異なりますが、1日に最低でも8000kcalは摂取しています。
成人男性の標準摂取カロリーが2500kcalなのでおよそ3.2倍です。
たしかに力士の食事の回数は2回ですが、8000kcalを2回で摂取しようが3回で摂取しようが太るに決まってるでしょ!
それを摂取してるカロリーには触れずに回数だけ取り上げて「お相撲さんと同じだから太りますよ!」なんて言ってるわけです。
日本人は江戸時代まで1日2食でした。しかしどう考えても江戸時代より今の方が肥満の人が多いですよね?
原因は回数ではなく他にあるということです。
ダイエット都市伝説『食事の回数』 まとめ
- 食事の回数はたいした問題ではない
- 重要なのはどれくらいのカロリーを摂取したか
ダイエット中の食事のタイミング
寝る前に食べたら太るのか?
これも重要ではありません!
たしかに寝る前には食べないほうがいいし、吸収される量も若干増えるかも知れませんが誤差と思って構いません。
1日に摂取するカロリーが消費するカロリーを下回っていれば、どのタイミングで摂取しようが痩せます。
寝る前に食べて太る人は、寝る前だけでなく日常的に食べすぎてるから太るだけです!
食べる順番はどうでもいい
一時期ブームになった『食べ順ダイエット』
主食を最後に食べることで血糖値の上昇をうんたらかんたら〜ってやつです。
たしかに少しは効果があるのかも知れませんが、それより重要なのは『食事全体でカロリーがどれくらいなのか?』です。
これは僕の実体験ですが、食べ順ダイエットが流行ったころに実際にやってみてわずかに効果がありました。
しかし今は食べ順は気にせず、アンダーカロリーを重視してダイエットをしていますがこちらの方がはるかに効果的です。
効果が全くないとは言いませんが他にもっと気にすることがあるでしょ!?
いくら食べる順番を気にしても食事自体のカロリーが高かったり、間食すれば意味がありません。
ダイエット都市伝説『食事のタイミング』まとめ
- 食事のタイミングは重要ではない
- 1日の消費カロリーより下回っていれば寝る前に食べても問題ない
- 食べる順番も重要ではない
ダイエット中に食べるもの
三大栄養素以外の成分を気にしても無意味
テレビ「〇〇には△△という成分が含まれていて、これがダイエットには最適なんです!」
次の日に店頭からその商品が消える…過去に何度もこういうことがありましたよね。
食べすぎて太ってるのにさらに食べてどうするんですか?
太ってるのは特定の成分が足りていないからではなく、単純に必要以上にカロリーを摂取しているからです。
なので食事やサプリからいくら有効な成分を摂取しても普段の食事を変えない限り痩せません。
カロリーがある栄養素はタンパク質、脂質、炭水化物(糖質)の三大栄養素のみです。
この三大栄養素を気せずに、その他の成分をいくら気にしようがムダです。
糖質はダイエットの敵なのか?
糖質を制限すれば痩せるという風潮があります。
これは間違ってはいませんが、本質をしっかり理解してほしいためあえてここで書かせてください。
ダイエットの真の敵は脂質です。
糖質は1gあたり4kcalですが、脂質は1gあたり9kcalもあります。
さらに糖質はある程度摂取すればお腹にもたまるし血糖値が上がるので満腹感も得られますが、脂質は腹にもたまらない上に食欲増進の効果があります。
糖質を気にするのはもちろんですが、脂質はもっと気にする必要があります!
0kcalの食品で太るのか?
これはもうオカルトですね。
僕は1年を『体重を増やす時期』と『体重を減らす時期』に分けてます。
増やす時期には赤いコーラ、減らす時期には黒いコーラをほぼ毎日飲んでます。
現在はダイエット中なので黒い0kcalのコーラを毎日飲んでますが、順調に痩せてます。
0kcalの食品で太る人は他で食べすぎているだけです!
GI値は気にするべきか?
この値が低い食品は糖質がゆっくり吸収されるので満腹感が持続し、空腹を感じるのが遅くなります。
しかし低GIでも必要以上に食べ過ぎれば太ります。
あくまで重要なのは摂取カロリーです。
ダイエット都市伝説『食べるもの』まとめ
- 重視すべきは三大栄養素のみ
- 0kcalで太るわけない
- GI値はあくまでオプション
ダイエットと運動
ダイエットに有酸素運動は必要か?
有酸素運動はダイエットに効果的ですが、必須ではありません。
本当にダイエットに必要なのは食事制限です。
運動で痩せるのってかなりしんどいですよ。
僕の職場にフルマラソンをしてて、日常的にランニングのトレーニングをしている40代の女性がいるんですがややぽっちゃりしています。
健康的でいいと思いますが、本人はいつも痩せたい痩せたいと言っていて話を聞くとめちゃめちゃ食べてますw
それくらいの運動量の人でも食べ過ぎれば痩せないのです。
ダイエットに筋トレは必要か?
個人的な意見としてはダイエットをするなら食事制限と筋トレをオススメしますが、筋トレは必須ではありません。
筋トレはあくまでダイエットした上でのプロポーションの維持のためです。
「筋肉は必要だから減らさないでね」と体に伝えるための行為です。
なのでただ痩せて、普通の痩せた体型になりたいだけなら食事制限のみで構いません。
部分痩せはできるのか?
『下腹をへこますトレーニング』
『顔やせして小顔になろう』
よく雑誌で特集してますが部分痩せはできません!
下腹なんて食事制限してダイエットしても最後の最後まで脂肪が残る部分。そこから狙って減らすなんて絶対に不可能。いくら腹筋しても無駄です。
顔に関しては、僕の場合ダイエットを開始すると割とすぐに顔の肉がある程度落ちるのでそれを部分痩せと言えないこともないですが、狙って顔だけ痩せれるというわけではありません。
ダイエット都市伝説『運動』まとめ
- 有酸素運動より食事制限
- ただ痩せたいだけなら筋トレより食事制限
- 部分痩せはできない
大きな視点で物事を捉えよう
ここまで読んで頂いた方ならもうおわかりだと思います。
結局ダイエットに必要なのは何なのか?
真理
結局はこれだけなのです。
このブログではダイエットに関する記事をいくつも書いていますがどう考察しても結局は結論としてここへ行き着く。
なぜならこれが真理であるからです。
都市伝説として上げた中で効果的な方法はありますが、あくまでこの真理を最重視すべきで他はオプションであるということを伝えたかったので少々乱暴にはなりましたがご容赦ください。
これからも色々なダイエット法が流行るでしょうし、色々な成分が取り上げられることでしょう。
すぐに飛びつかずに、一歩立ち止まり必ずこの真理から物事を考えてください。
痩せるために本当に必要な情報なのか?
気にしなくていい情報なのか?
おそらく今までと違った思考ができると思います。
ダイエット成功にはまず大きな視点(マクロな視点)で判断する必要があります。
ミクロなことを気にするのはその後。
ダイエットにおいてマクロな視点とは『消費カロリー>摂取カロリー』これだけです。
難しく考え出すと結局全てが嫌になるので、シンプルに考えましょう。
まずはマクロなことを守って行動に移しましょう。
ミクロなことを取り入れるのは余裕がでてきてからで構いません。
それではまた次回、トモでした!
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