僕は猫背です。よく猫背は背中を鍛えれば治ると言いますよね?
治りませんよ!
かれこれ2年以上は背中を鍛えてはいますが一向に治ってないです(あくまで僕の実体験です)
かなり軽度の猫背ならわかりませんが、僕の場合は成長期の姿勢の悪さが影響してるのか、骨格レベルの猫背なので筋トレだけではどうしようもありません。
※個人の感想です
猫背は筋トレで治りません
椎体の生理的弯曲
ちょっと難しい言葉ですが、椎体(俗に言う背骨)というのは生理的に弯曲(わんきょく)しています。
頚椎は前弯(前曲がり)、胸椎は後弯、腰椎は前弯しているのが正常です。
これがクッションの役割をしたり、体重を全身に分散させる役割をしています。
猫背は生理的湾曲が崩れている
この生理的な弯曲が強すぎたり、逆になかったりすると姿勢が悪くなったり体重が全身に分散されずに一箇所に集中し特定の部位を痛めたりしてしまいます。
例えばストレートネックというのがあります。
頚椎の前弯のカーブが弱くなり頚椎が真っ直ぐに近い状態になってしまうことです。
ストレートネックになると首コリ、肩コリ、頭痛、めまいなどの症状が現れる場合があります。
頚椎ヘルニアのリスクもあります。
僕は胸椎下部と腰椎の弯曲が消失しています。
そして腰椎に椎間板ヘルニアがある。これは医師の画像診断済みの所見です。
ここからは医師が画像診断してないので推測ですが恐らく胸椎の後弯のカーブは強く、頚椎はストレートネックに近い。
胸部レントゲンを見る限り、胸椎は軽度の側弯(横曲がり)もしてるっぽい。
このように生理的弯曲がくずれてる場合はその辺のエクササイズや筋トレなんて無意味です。
立ってるときの姿勢は筋トレでいくらかマシになった感じはしますが、座ってるときは意識しないと前と全く変わりません。
椎体に問題を抱える人はフォームに細心の注意を!
とくにデッドリフトとバーベルスクワットは注意してください。
もろにこの生理的弯曲の大切さがわかります。
僕はデッドリフトで椎間板ヘルニアになりました。
元々腰椎がストレートで骨盤の前傾を保つのが難しいのにフォームを崩して重いのを無理やり上げたのが原因。
上げるときではなく、下ろすときに腰に激痛が走り数カ月は起きるのもやっとでした。
骨格に問題がある場合はフォームをきちっと練習し、フォームが固まるまでは重すぎる重量を絶対に扱わない法が良いです。とても危険です。
ただの趣味で動けなくなったりしたら最悪です。
不安があるなら必ずトレーナーさんに見てもらってください。
苦手な種目はしないという選択肢もあります(僕は一生デッドリフトしません)
猫背の直し方なんて僕は知らない
成長期ならともかく僕くらいの年齢になると治し方は無いとは言いませんが僕は知りません。簡単な方法は無いでしょう。
どうか成長期のお子さんがいる方は気にかけて、姿勢を正してあげてくださいね。
佇まいの良さに姿勢ってほんと大事です。その姿勢は骨格からきます。
自分の骨格を知ることで、筋トレにおいて得意、不得意。刺激が入りやすい筋肉、入りにくい筋肉もわかります。
ケガのリスクも軽減できます。
ぜひ一度、自分を骨格レベルで見つめ直してみてください。
それではまた次回、トモでした!